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映画「話したりない夜の果て Days gone by」(製作:88生まれの女たち/監督・脚本:上村奈帆/2025年11/15(土)から3週間上映)

今後の上映情報🎬
①2026年1/14(水)20:40のみ
🎥K’s cinema(東京)
MOOSIC LAB 2026(MOOSIC EYE)で上映
https://www.moosic-lab.nethttps://www.moosic-lab.net

②2026年1/31(土)〜2/6(金)
🎥シネマスコーレ(愛知)
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/

③2026年2/7(土)〜13(金)
🎥シアターセブン(大阪)
https://www.theater-seven.com

作品サイト
https://88-yoruhatedaysgoneby.mystrikingly.com
会場:池袋シネマ・ロサにて3週間限定上映
2025年11月15(土)20:15上映回に初日舞台挨拶開催!
https://www.cinemarosa.net/indies/hanashitarinai_dgb/


マッシュ★インタビュー 2025年11月号

何でもないような事が、幸せだったと思う。

映画「話したりない夜の果て Days gone by」日高ボブ美インタビュー
映画公開を控えたマッシュのゆかいなメンバーにインタビューします。

映画「話したりない夜の果て Days gone by」(監督・脚本:上村奈帆)が11月15日より池袋シネマ・ロサにて公開される。1988年生まれの女性6人によって結成された演劇映像創作団体「88生まれの女たち」の初の長編映画で、東京の片隅に生きる同級生たちの10年間を描いたヒューマンドラマ。映画に出演した日高ボブ美にインタビューした。

――映画について伺います
「何でもないような事が、幸せだったと思う。何でもない夜の事、二度とは戻れない夜。」
……というのは、THE虎舞竜『ロード』の歌詞ですが(笑)、それに近いものを感じます。物語は、妙子と、その恋人のコタロウがアパートで二人暮らししているシーンから始まります。「現在」として描かれるのは2019年、2020年というコロナ禍の始まりなんですが、ふたりはそこから10年ほど前の大学生時代に出会い、そのとき、周囲には大学演劇の仲間たちがいました。ふたりだけの話ではなく、彼らも含めた「今」と「昔」の話です。

変わらないもの、変わってしまったもの、変わりたかったもの、変わらざるを得なかったもの、様々な変化に揉まれながらも、生活は続いていくんだなと。映画を見て改めて感じました。私は、主人公・妙子の大学時代の同級生、草場美桜を演じます。彼女はいわゆるムードメーカーで場の盛り上げ役ではあるんですが、芯をカナリしっかり持っています。良くも悪くも人に影響を与える人だなと思って演じました。

――「88生まれの女たち」の皆さんとの出会いを教えてください。
オファーをいただいたきっかけは、メンバーの菅原雪さんと、とあるワークショップでご一緒したことなんだと思います。ちゃんと確認したことがないので、多分ですけど。「88生まれの女たち」の正式なメンバーではないのですが、奇しくも私も88(年)生まれの女、なんですよね。みなさんと同い年なので、撮影でも最初から気心知れた感じで接していたような気がします。ずうずうしい奴と思われてないかだけ、心配です(笑)。

――監督・脚本の上村奈帆さんについては。
作品として、「描ききらない」という所に潔さを感じました。説明をし過ぎない、余白があるというか。ただ、登場人物それぞれの心境とはとても丁寧に描いているし、俳優一人一人がそこにちゃんと向き合えているので、物語や感情がすんなり入ってくるんですよね。誰もが、この映画と似たような思いはしたことあると思うんです。その度合いは違えど、と思いますが。観客の想像力が働く、いい映画だなと思ってます。

――「ままならない」なかで毎日を過ごす登場人物たちと、コロナ禍の風景が重なりました。最近「ままならない」な、と思ったことはなんでしょうか?
あんまり「ままならない」と思うこと、ないんですよね(笑)。いや、もちろん、あるんですけど。すぐ諦めたり、飽きたり、気分転換できちゃう性分なので、あまり記憶に残らないのかもしれません。ままならないことがあるとすれば、「俳優をやっているということ」かもしれませんね。私にとって唯一、自由ではないこと、な気がします。だから今まで続けていられるのかも。

――近々やってみたい役などあれば…。
最近は映像でも舞台でもスナックの女やキャバレーの歌手など、夜の香り、水商売の香りのする役が多くて。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!という感じなのですが、例えば、ミステリー作品に出てきて場を引っ掻き回すような、アクの強いオンナもやってみたいですね。あとは、細かくて、神経質で、イライラしてる女性、周囲に当たってしまう女性、みたいな役も意外とできるんじゃないかなと思います。

――お客様にメッセージをお願いします。
この映画は、やっぱり『ロード』なんですよね…いやこれほんとに私が勝手に言ってるだけなんですけど(笑)。そういう、ふとした、何気ない瞬間、っていうのを記憶に蘇らせる良い機会になるんじゃないかなって思うんです。思い出してほっこりするもよし、切ない気持ちになるもよし。でもそれを思い出したことによって新たな思考が芽生えることもあると思うんです。そのきっかけになったら面白いんじゃないかなと思います。ぜひ劇場にてご覧ください!

日高ボブ美(ひだかぼぶみ)◆東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。2013年から2020年まで劇団「□字ック」に参加。現在は舞台に加えて、映像でも活躍の場を広げている。近年の主な出演作品に【舞台】作・演出:三浦大輔「ハザカイキ」「裏切りの街」「物語なき、この世界。」、庭劇団ペニノ 「ダークマスターVR」「地獄谷温泉 無明ノ宿」、作・演出:松井大悟「みみばしる」【映画】「白鍵と黒鍵の間に」「missing-ミッシング-」「まる」【ドラマ】「季節のない街」「拾われた男 LOST MAN FOUND」などがある。

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